東海大学医学部付属病院 呼吸器外科

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ごあいさつ

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より負担の少ない胸部外科手術を目指して

私たちの扱う病気は、固い胸郭(肋骨、胸骨、脊椎などに囲まれている部分)と呼ばれる部屋(胸腔)の奥深くにある臓器の障害です。
このため、どんなに小さな病巣を切除しようとしても、固い胸郭の一部に分け入って、胸の中(胸腔)に胸部外科医の手を入れながら手術をしなければなりませんでしたので、病気の部分に至るまでの傷は大きくせざるを得ない状態でした。(患者さんに取っての手術侵襲でこれだけでも命を失うほどの危険性がある:胸部外科医が省く努力をすることのできる操作)

この手術侵襲を限りなく小さくすることを私たちの教室では日本で最も早いころから、教室の大きな課題として位置づけ取り組んで来ました。
この課題を解決する一つの手段が胸腔鏡技術の治療手術への導入だったわけです。そして私たちは常に世界で一番侵襲の小さい胸部外科手技を提供してきました。(二窓法、一窓法)

胸腔鏡手術は現在ではどこの施設でも当り前の手術手技となりましたが、今から約20年前の導入当初には胸腔鏡手術手技自体が古くからの外科学本道を覆すような変化をもたらしたために、ほとんどの胸部外科医に共感は得られず激しい非難を受けた時期がありました。
そのような厳しい状況下でも、新しいことに取り組むということに対する東海大学の環境やスタッフ、そしてなんと言っても患者さんや患者さんのご家族の熱い応援の中で患者さんに取って必要なことと信じ、当院独自の技術開発をしてきました。いつの時代でも、これでもう良いというような決まってしまった手術手技はありません。胸部外科医の絶え間の無い努力が必要です。私たち教室ではより卓越した手術手技で患者さんにより快適な生活を広く提供して参ります。

外科医のなり手が減少する中で私たち教室は着実に仲間を増やし大学関連機関も増加しています。
これもひとえに皆様方からの温かいご支援があってこそと思っております。
若い外科教室ではありますが、外科を志す常に患者さんのためにより良い手術手技を求めるような良医を育てて行く所存です。
今後とも皆様の更なるご指導、ご支援を宜しくお願い申し上げます。